痩せにくくなった

「なんか最近太った」「若いころのように食べる量を減らしたり食事の量を減らしても痩せない」「今までの太り方と違う」
そう感じていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

「痩せにくくなった」ということは、「若いころとは体質が変化した」と言い換えることが出来ます。
だから、若いころ痩せられた方法を試しても体は変化しないのです。現在の「体質」に合った方法で、シェイプアップを目指す必要があります。

1.体質とは

体質とは、「どのくらい脂肪がついているか」、「体が冷えやすいか」などのカラダ全体の性質を指します。女性は、ある一定の年齢を過ぎると、女性ホルモンが徐々に減少します。さらに年齢を重ねると、女性ホルモンはほとんど無くなります。女性ホルモンは、女性の体型を維持する働きがあるので、女性ホルモンが減少することにより「痩せにくい体質」へと繋がるのです。

2.痩せにくい原因とは

①お腹いっぱい食べるのが好きで、油っこいものや甘いものをよく食べる。
 ⇒食べすぎが原因で痩せにくい体質になっており、内臓脂肪も多くついている可能性があります。

 

②手足が冷えやすい
 ⇒血液の循環が滞っている可能性があります。

 

③むくみやすい、疲れやすい
 ⇒リンパ液や静脈血が体内で滞っている状態です。

 

④骨盤のゆがみ
 ⇒骨盤がゆがむ原因は様々です。足を組んだり、バックをいつも同じ側で持ったり、重心が片側に偏っていたりなど、基本的には日常生活が原因となることが多いです。また、産後の女性にも多いのは聞いたことがありますよね?妊娠するとお腹がどんどん重くなるため、「反り腰」になってしまい、体のバランスが崩れてしまいます。それにより、左右の筋力差が出てしまい、体には余計負担がかかってしまうのです。

3.痩せやすい体質にするには?

「体質が変わり、もう痩せやすい体質になんてなれないのかしら・・・」そう思っていませんか?ご安心ください!日々のちょっとした心がけ、体のメンテナンスをしてあげれば、痩せやすい体質を手に入れられます。

まずは食事の内容を見直すことが必要です。
食事の「量」だけに注意を払うと、「栄養失調で太る」というジレンマが生じることがあります。忙しいからお昼は菓子パンと缶コーヒーにしていませんか?カップラーメンやコンビニのホットコーナーの食品で済ましていませんか?全て、消化する際に多くの栄養素を浪費してしまいます。油っこいもの、甘いものを極力避け、たんぱく質やビタミン類をしっかり摂りましょう。「食事量を減らす=痩せる」はもう過去の話です。食事の内容を変えて、体脂肪が落ちても同時に熱を生み出す筋肉が落ちてしまうと、代謝が落ちてしまいます。筋肉量を増やすことに主眼に置き、「筋肉がつく⇒冷えない体になる⇒代謝が改善する⇒太りにくくなる」という意識を持つことが大切です。

さらに体の土台である「骨盤」のゆがみを整えること、体の中で、唯一地面と接している「足部」の柔軟性を向上させることで、股関節や足関節の動く範囲が増え、結果、歩幅が大きくなり、筋肉をよく使える体になります。股関節が良く動けば、お尻にも力が入りやすくなり、ヒップアップにも繋がります♪

 
参考文献:木村容子,西村実佳:太りやすく、痩せにくくなったら読む本