みなさん、下半身の太さが気になっていませんか?
ダイエットをしても上半身だけ細くなりなぜか下半身は太いまま・・・
一口に下半身太りといっても、
「ふくらはぎが太くて、もうスカートなんて履けない」
「お気に入りのジーンズを履こうとしたら太ももで引っかかって履けない」
「お尻から太ももにかけてボテッとお肉がついている」
など、みてくれは人それぞれであっても、下半身が大きな悩みのタネであることに違いはありません。
下半身がなぜ太くなっているのか、脂肪組織内でどのようなことが起こっているのか、そうした根本的なことから考えていかなければ下半身痩せは実現しません。
1.下半身は上半身の6倍脂肪を溜め込んでいる
皮膚のすぐ下には平均300~400億もの脂肪細胞があり、一つ一つの脂肪細胞の中には脂肪が詰め込まれています。脂肪は常に分解しては新しいものと入れ替わっていますが、運び込まれる脂肪が多すぎたり、運び出される脂肪が少ないと、脂肪細胞は風船のように膨らむ=「太る」ことになります。
脂肪細胞の表面には、脂肪の貯蔵と放出をコントロールするレセプター(受容体)がついています。女性が下半身太りになり易いのは、脂肪を貯蔵するレセプターが、体のどの部分よりも下半身に多く配置されているからです。
2.下半身が太くなる原因となるセルライトとは?
多くの女性の下半身太りの原因となっているのが「セルライト」です。セルライトとは、太ももやお尻回りの皮下脂肪組織がスポンジのようにどんどん脂肪、水分、老廃物を溜め込み、肥大化している状態です。
「食事を減らせばセルライトも落ちるでしょ?」「ジムで運動してるし大丈夫!」「私、痩せてるしセルライトなんて無いはず!」
と思っている方。実は、そうではありません。
セルライトは「微小循環の障害」「静脈の障害」「リンパ排液の障害」によって出来上がります。
実は、痩せている人もセルライトは見られるのです。
そして、食事・運動などの生活習慣の見直しに加え、血液とリンパの循環を改善しない限り、セルライトは体の中で増殖しやすい状態にあるのです。
3.下半身太りを解消するには?
上記でも説明した通り、血液とリンパ液の流れを改善する必要があります。
特に太ももの付け根には下半身に栄養を届ける血管が通り、下半身からの老廃物を回収するリンパ節が存在しています。体の土台である「骨盤」が歪み、体で唯一地面に接している「足部」の柔軟性が低下すると、筋肉が硬くなり、股関節や足関節の動く範囲が狭まってしまいます。関節が動く範囲が狭まってしまうと、その分筋肉の働きが悪くなってしまい、筋がポンプのように血流を巡らせる機能が低下するため、血流が悪くなってしまいます。
股関節や足首の柔軟性向上のために、股関節の前面や、太ももの後面、ふくらはぎの筋肉のストレッチが必要になってきます。
さらに、血流を悪化させるようなライフスタイルを手放すことが必要です。スナック菓子やインスタント食品、油っこい食事などは避け、良質の蛋白質を摂り、ビタミンや食物繊維などの栄養素の摂取が必要です。体を芯から温めるためにシャワーではなく湯船につかる、こまめに水分を摂取することも必要です。
参考文献:ナターシャ・スタルヒン:セルライトがすっきり美脚痩身術
ナターシャ・スタルヒン:むくみ・セルライトを落として下半身がみるみるスッキリ!