ぽっこりお腹

お腹はその人の健康具合を表す部位の一つです。

さらに、お腹はあなたの「呼吸の状態」や「体調」を映し出す鏡でもあるのです。

あなたのお腹は、大丈夫ですか?

ぽっこりしてる!なかなかぽっこりが消えない!という方。

お一人で悩んでいませんか?

1.ぽっこりお腹の人の特徴

ぽっこりお腹の人にはいくつか特徴があります。

①呼吸が浅い

②骨盤がゆがんでいる

③腹筋のゆるみ


呼吸が浅くなる原因はいくつもあります。
胸回りが硬く、肺が膨らむのを制限していたり、呼吸時、しっかりと吸えているが十分に吐き切れていなかったり・・・
突然ですが皆さん、「横隔膜」をご存知ですか?焼肉でもおなじみの「ハラミ」のことです。実は、呼吸をするのに最も重要な「筋肉」なのです。この横隔膜がしっかりと働いていないとき、呼吸は浅くなります。深い呼吸が出来ていないと、胸回りの筋肉が硬くなり、それに反して下っ腹は緩んだ状態になりやすいのです。息が吸えてもしっかり吐けなければ、肺の中に空気が溜まり、体の内側から外側へ膨張する力が働き、ぽっこりお腹を作ります。さらに、横隔膜の周りにある臓器(胃や腸)の動きも悪くなり、内臓は前下方へ落ちてきてしまいます。呼吸が内臓にまで影響を及ぼすなんて驚きですよね。

骨盤のゆがみは、直接的に内臓へ影響を及ぼします。骨盤がゆがむことで、内臓が前下方へ落ちてきますし、骨盤内にある子宮への血流が悪くなり、生理痛や、不妊にも繋がります。

腹筋のゆるみは、胎児が子宮内で大きくなるにつれ、お腹の表面を覆う腹直筋という筋肉が引き伸ばされることで起こります。妊娠により内側から圧力がかかり、腹直筋が引き延ばされてしまうのです。引き延ばされ、薄くなった腹直筋は内臓からの圧力に耐えられず、ぽっこりお腹になってしまいます。

2.ぽっこりお腹を解消するには

自宅でできるセルフエクササイズとして、「深呼吸」をご紹介します。

①天井をむいて寝て、膝を立てます。鼻から大きく息を吸い、口から吐きます。

②鼻から息を吸ったあと、口から息を吐き、お腹を凹ませる

③お腹を凹ませたまま、鼻から息を吸い、口から吐く

これを一日5~10回行ってみましょう。
さらに、日常でお腹を凹ませる習慣をもつことで、横隔膜の柔軟性向上を図ることが可能です。